調べてみたら介護食って「かまなくてよい」の区分があるみたい。
多分、食事の見直しが必要なんじゃないかなぁ?
ご家族の方が、食欲をなくしているのをみると心配ですよね?
食べ残しが多いと、栄養摂取が不足しているか心配ですし、体調が悪いかもしれないと気がかりとなります。
もしかしたら、原因は現在の介護食が合っていないのかもしれません。
この記事では介護食にお困りの方へ助けになるように介護食の詳しい選び方をご案内していきます。
特に噛む力、飲み込む力が弱くなってしまった方の食事について深掘りしていこうと思います。
是非、参考にご覧ください。
目次
ユニバーサルデザインフードの4つ区分
ご家族の方が、食欲をなくしているのをみると心配ですよね?
食べ残しが多いと、栄養摂取が不足しているか心配ですし、体調が悪いかもしれないと気がかりとなります。
もしかしたら、原因は現在の介護食が合っていないのかもしれません。
この記事では介護食にお困りの方へ助けになる様に介護食の詳しい選び方をご案内していきます。
特に噛む力、飲み込む力が弱くなってしまった方の食事について深掘りしていこうと思います。
是非、参考にご覧ください。
「ユニバーサルデザインフード」では定められた4つの区分があり、介護を受ける方に合わした形状や柔らかさを調整する必要があります。
※ユニバーサルフードとは、日本介護食品協議が定めるレトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品や、とろみ調整食品の総称。パッケージには必ずのマークが記載されています。
ユニバーサルデザインフードの選び方
介護食はその人の噛む力、飲み込む力に合うものを選ぶ必要があります。
普段から食事の様子をよく観て聴いてその人に合った介護食を選択しましょう。
容易にかめる〜舌でつぶせるの区分の方にはこのランキング1位にもなっている
メディカルフードサービスやわらか食がおすすめです。
見た目は普通食と変わりませんが、驚くほどのやわらかさで、味も抜群です!
もちろん栄養バランスも考え抜かれており安心できます。
こちらが過去に取り上げた記事となります。
実際に食べてみた記事がこちらです!
容易にかめる〜舌でつぶせる食事では宅配サービスを利用したり、手作りの場合でも見た目の工夫で食事の満足度を上げやすいです。
ではかまなくてよい食事を選ぶ際にどんな注意点があるのでしょうか?
かまなくてよい介護食の注意点
区分:かまなくてよいとは
かまなくてよい区分とは噛む力、飲み込む力が弱った方の為の食事で言葉通りかまなくてよい食事です。
特筆したいのは他の区分との明確な違いです。
決定的な違いが満足度の高い食事が取りにくい事です。
見た目がミキサー食、ペースト食となる為、形がありません。
何を食べているのかを感じにくく、食事に対する楽しみを大きく損ないかねません。
そこで食事を作る上、提供する上での注意点をまとめておきます。
見た目に気を付ける
一番大切な事は見た目です。
ペースト食、ミキサー食となるどうしても見た目が悪くなりやすく、楽しい食事には結びつきにくいです。
その為に、具体的な方法を一例ずつ挙げていきます。
- 食材ごとにミキサーにかける
食材をミキサーにかける際は、必ず食材ごとに行いましょう。
一緒にかけてしまうと食材固有の鮮やかさが失われくすんでしまいます。
赤や緑の食材は混ぜずに使うことでアクセントとなり、見た目がよくなり楽しい食事へとつながります。 - 食器の彩りを意識する
料理に合わせて選ぶ食器を変えましょう。
例)
・おかゆを入れる器には暗めの色合いの食器を選びおかゆの白を強調させる。
・彩り豊かなおかずにはシンプルな白い食器を選ぶ事で料理が引きたつ。
これらを意識することで料理の華やかさが増します。
食事の満足度を上げる工夫
かまなくてよい介護食は食事の満足度を高めるために工夫が必要です。
- 料理の説明をする
ミキサー食、ペースト食は見た目では何を食べているか判断できません。料理をただ出すだけでなく、一品ずつおかずの説明をすることで、料理のイメージが湧き、食事の満足度が高まります。
- 食空間を工夫する
食事を華やかにするためにテーブルクロスを引いたり、お花を飾ったりと食空間を演出するのも大事です。季節感を出すために、節分やひな祭りなどの行事を取り入れるのも一案です。
レトルトや宅配サービスを選ぶのも一つ
毎日、毎食の介護食を調理するには時間と労力がかかります。
介護は身体と心が資本となりますので、レトルトや宅配サービスを検討する事は必要な事なのです。
レトルトや宅配サービスを利用する事は食事の楽しみを増やすことにも繋がります。
自分のために何かを選ぶのってワクワクしませんか?
レトルト食品のパッケージには、おいしそうな元の料理の写真が載っています。
宅配サービスの選択画面も同様に、元の料理の写真が表示してあります。
自分で選んだ、イメージしやすいおいしそうな食事を食べることで、食事の満足度は高まるでしょう。
介護を受ける方には、自分で何かを選んで決める選択肢がほとんどありません。
些細なことですが、自分のものを自分で決められるという楽しみは、変化のない退屈な日常に彩りを与えてくれるのです。
まとめ
介護食の中でも、区分「かまなくてよい」は特別な工夫が必要です。
見た目の工夫はもちろん、料理の説明や飾りつけなど、食事空間の演出が必要です。
ただし、完璧を求めすぎて疲労や心労を溜め込んでいては元も子もありません。
介護は長期にわたります。介護する側もされる側も負担なく明るく生活できることが
何よりも重要だと思います。
個人的には、レトルトや宅配サービスを併用して負担を減らすことをおすすめします。
最近、おばあちゃんがいつものおかゆが食べにくそうにしてるの。
ご飯も残してしまう事が増えてきているし心配で…。