歯が悪いので娘が介護食を作ってくれるけど、元の食材が何か分からないドロドロの食事ばかり。見た目も味も悪く食欲が無くなってきた。たまには形のある普通の食事がしたい。
大切な家族とはいえ、介護は肉体的にも精神的にもとても大変な作業です。
いくら疲れていても、今日は休ませて、とは言えないのが辛いところ。
介護の現場では、ストレスでギリギリまで追い詰められたり、うつ病になってしまう方が沢山います。
メディカルフードサービスでは以下の様な在宅介護の現場の声を聞いていたそうです。
朝はオムツを替えて、朝食の準備をします。普通の介護食は食べてくれないので食事介助に2-3時間かかります。後片付けをして、昼食の準備をして、また食事介助に2-3時間かかります。
引用:メディカルフードサービスHP
その後オムツ交換して買い出し、夕食の準備をして食事介助に2-3時間、そして入浴介助です。一日中こんなことを繰り返していると、クタクタです。なんとかしてほしい
こんな生活を毎日続けてたら介護する人も病気になってしまいますよね。
そして介護をするのに特に時間がかかるのが食事作り。
介護食は、その人の病状に応じたものを作らないといけないので、カロリーや塩分、必要な栄養素を計算して、しかも美味しい食事を作るというのは個人では難しい、と思います。
と言うかほぼ不可能かもしれません。
そこで僕が特に一押しするのがメディルフードサービスのやわらか食です。
このやわらか食は、介護する人、される人の人生の質を大きく向上させる画期的なサービスです。なぜ僕がそれ程までに強く主張するのか一つ一つ理由を書いて行きたいと思います。
やわらか食は何がスゴイの?
メディカルフードサービスのやわらか食のスゴイ点をまとめてみます。
- 凍結含浸法(とうけつがんしんほう)という技術によりバナナでも潰せる程やわらかい
- 普通に調理したものに比べて栄養の損失も少ない
- 介護食と言う概念をくつがえす見た目と美味しさ
- 冷凍されてるのでレンジでチンですぐ食べられる
見た目は普通の食材と変わらないのにプリンと同じ柔らかさ、豆腐よりも柔らかいって驚きです!
新しい技術を取り入れて介護食が普通の食事と、もはや見分けがつかないのはすごい事ですよね。
それだけではなく、食材の風味をしっかり感じることが出来て美味しいと言う声もネットに多いです。
しかも普通に調理するよりも栄養の損失が少ないというのは病気の人にとっては何よりうれしいですね。
病状別にカロリーや塩分やタンパク、糖分などがしっかり計算された食事がレンジでチンですぐ食べられるなんてすごい世の中になったと思います。
そんな、画期的なやわらか食について詳しくまとめた記事はこちらからご覧いただけます。
どんな種類があるの?
メディカルフードサービスの食事は色々な種類があります。
やわらか食シリーズ | 噛む力、飲み込む力が弱い方、消化不良の方 |
ムース食シリーズ | やわらか食よりさらに柔らかい。 |
タンパク制限食シリーズ | 人工透析、腎臓病の方 |
塩分制限食シリーズ | 高血圧、心臓病、生活習慣病の方 |
カロリー制限食シリーズ | 糖尿病、肥満の方 |
バランス健康食シリーズ | 生活習慣病予防、単身赴任の方、健康に気を付けたい方 |
糖質制限食シリーズ | 糖尿病、肥満、ダイエットの方 |
プレミアムシリーズ | 冷凍ではなく作りたてのお食事を10℃以下の冷蔵温度を保ったまま、ご自宅までお届け |
バリューシリーズ | ご飯がついてよりリーズナブル |
大まかにこのように分かれていますが、それぞれのシリーズでもさらに種類があります。
例えば、やわらか食シリーズには、やわらか食以外に、やわらか栄養強化食、やわらか減塩食、があり、個人の病状に細かく対応したメニューを提供しています。
こんなにも多種多様な病状に応じた介護食、制限食を提供してるメディカルフードサービスは300箇所以上の病院や介護施設でも利用され、総出荷数は600万食以上だそうです。
メディカルフードサービスの介護食は多くの人から支持されているんですね。
たくさんのおかずが用意されている
ただでさえ料理のレパートリーが少ないのに、カロリーや塩分を制限したレシピなんて、どうしても似たようなメニューになってしまうわ。
介護する人にとって最大の悩みは毎日のメニューを何にするかだと思います。
たとえ病状に応じたカロリー制限、塩分制限の食事を作れたとしても、色々な献立で飽きさせない美味しいメニューを毎日作るとなると、もう個人の力では不可能ではないでしょうか?
上の項目でも表にした各シリーズのメニュー表がメディカルフードサービスのHPに掲載されているのですが、下に一例として貼付したのは、やわらか食の1ヶ月の献立です。
驚くのが一ヶ月の中で同じメニューが1つもないんです。
普通の食事でもここまでおかずのレパートリーを考えるのは難しいですよね。
作る人はついつい同じ様なメニューになりやすいですが、こんなにたくさんの料理があると食べる人にとっては楽しみですね。
しかも見た目から美味しそうです。これが介護食ってビックリします。
僕がもし介護される側になった時には、こんなおかずを食べたいな、と心から思いました。
ちなみにメディカルフードサービスを実際に食べてみた僕の正直な感想についての記事はこちらからご覧いただけます。
おせち料理もある
これを初めて見た時、完全に介護食の概念がくつがえされました。
お正月に歯の悪いおじいちゃんだけハサミで細かくカットしたおせち料理なんて悲しい気持ちになりますが、こんな華やかなのに柔らかく、しかも美味しいおせちがあれば本当にうれしいですよね。
メディカルフードサービスは介護食でも美味しさや喜びを感じて欲しい、食べる楽しみを取り戻そう、とチャレンジしてる会社だという事が良く分かります。
メリット、デメリット
メディカルフードサービスは画期的な技術により介護の世界に食の楽しみを提供していますが、すべての人にオススメする、と言う訳ではありません。
ここではメリット、デメリットについてまとめてみました。
- やわらかいのに普通食と変わらない美味しさ
- メニューが豊富で飽きない
- 食品の安全性に特に力を入れてる
- 管理栄養士に無料で相談できる
- 宅配の送料が無料
- 値段が1食当たり800円以上と他と比べてやや高め
- 自分の好きなメニューだけを選んで注文できない
- レンジの解凍時間が長すぎるとおかずが溶けてしまうことがある
- 量が少なめ、薄味という意見もある
味付けについては個人で好みが分かれるところなので、濃いめの味付けがいい、と言う方や、
味にはこだわらないけど安さ重視の方は他の会社の介護食をおススメします。
まとめ
メディカルフードサービスの介護食は質が高いのはだれもが認める点だと思います。
一方で価格がやや高い所がネックです。
毎日、毎食利用するのは経済的に大変だと思うので、週に何度か利用して介護する人は負担を減らし、介護される人も美味しい食事を楽しむのがいいんじゃないかな、と思います。
辛くなりがちな介護生活も、こういったサービスを利用することで、みんなが豊かな生活を送れる様になって欲しい、と言うのが僕の願いです。
とはいうものの、人によっては他の会社の介護食は無いの?と思う人もいますよね?
朝から晩まで高齢の父親の世話をしながら介護食を作ってると、それだけで一日が終わってしまう。精神的にも体力的にももう限界。