細かく刻んだりドロドロの食事ではおいしくないし、見た目が悪くて食べる気がしなくなる!
介護食って一般的に美味しくない、まずい、と言うイメージがありますよね?
しかしそんな今までの常識をくつがえす新しい介護食がメディカルフードサービスのやわらか食です。
見た目や味にとことんこだわり、介護食にも食べる喜びを提供することをモットーに多くの病院や施設にも利用されています。
しかし一方で値段が高い、量が少ない、薄味、等の反対意見もネットで見られるのも事実です。
はたしてメディカルフードサービスのサービス内容と価格は実際にどうなのか?
どんな人に向いているのか、向いていないのか、についてまとめてみました。
目次
メディカルフードサービスの特徴
動画引用:YouTube ドランクドラゴンのバカ売れ研究所【公式】
メディカルフードサービスは、バナナで食材がつぶせる位やわらかいのに 見た目や味、風味が普通食と変わらない健康管理食を提供している会社です。
順風満帆に見える会社ですが、実は社長の松島宏和さんには以下のような辛い体験があったそうなんです。
- お母さんが食事をしていて、のどに詰まらせたことがきっかけで亡くなった。
- お父さんが、胃に穴を空けてチューブを通し栄養を送る”胃ろう”をしていたけれど、お医者さんからは、口から食べれれば元気になるんだが、と繰り返された。
医療の現場では良く知られてる事なのですが、直接チューブで胃に栄養を送る “胃ろう” よりも、食べ物を口から取り入れた方が、体力もついて病気は回復しやすいんです。
しかし、当時は、今のような便利な介護食はなかったので社長の松島さんはたいへん辛い思いをしたようです。
そう言ったことから、
介護食であっても食べる喜びを感じてもらえる食事を提供したい
おいしい食事療法が一番のお薬
と言う強い気持ちで会社を運営して来たそうなんです。
そんな松島社長の一番のこだわりである食事のクオリティーを評価する意見がネットでも見受けられます。
やわらか食についての詳しい内容は、別の記事でまとめているので 是非そちらをご覧ください。
やわらか食の値段ってどうなの?
メディカルフードサービスは様々な病気に対応した食事を用意していますが、ここでは代表的なやわらか食の定期コースと6食だけのお試しセットについて、価格や1食当たりの値段を表にしました。
MFSやわらか食
コース名 | 価格 | 1食当たりの値段 |
---|---|---|
週6食定期コース | 税込 5,335円 | 889円 |
週6食定期コース(肉) | 税込 5659円 | 943円 |
週6食定期コース(魚介) | 税込 5659円 | 943円 |
週7食定期コース(昼) | 税込 6080円 | 869円 |
週7食定期コース(夜) | 税込 6080円 | 869円 |
週8食定期コース | 税込 6825円 | 853円 |
週10食定期コース | 税込 8316円 | 832円 |
週12食定期コース | 税込 9806円 | 871円 |
週14食定期コース | 税込 11437円 | 817円 |
お試しセット6食 | 税込 5,335円 | 889円 |
この表を見ると、1食当たりの値段が一番高い 週6食定期コース肉や魚 943円 と一番安い 週14食定期コース 871円 の価格差は72円だけで、コースは違ってもそれほど差は無いんですね。
メディカルフードサービスは他社と比べると値段が高め
介護食を宅配している他の会社の平均がだいたい600円台なのでメディカルフードサービスは、やや高い傾向があります。
値段だけを重視するなら選択肢から外れてしまうかも。
実は、介護食のマーケットは大手もたくさん参入しているので企業が熾烈な戦いを繰り広げている厳しい市場なんです。
そんなところで他の企業より高い商品を提供すれば普通はつぶれてしまいます。
でも実際に、メディカルフードサービスは300か所以上の介護施設や病院で利用されており、総出荷数は600万食を越えてるそうです。
なぜメディカルフードサービスはそれ程までに支持されてるのでしょうか?
やはり、理由の一つは、介護食でありながら普通の食事と変わらない美味しい味や見た目を提供している点だと思います。
こちらで実際にやわらか食を食べてみた正直な感想を書いているのでご覧になってください。
そして、見過ごされやすい点を次の項目で説明しようと思います。
安心・安全に力を入れている
メディカルフードサービスは、健康管理に関わる栄養価は少しも誤差の無いようにしなければいけない、食品衛生や安全性は絶対に間違いがあってはいけない、という基本的な部分に特に力を入れています。
こういう点は多額のコストがかかるけども消費者には表面上 見えてこない点です。
- 食材にはこだわっていて原産地表示をHP上で行っている。
- 従業員への衛生教育の徹底や健康増進法・食品衛生法等に従い、食材の保管温度・残留農薬などを確認し、食材の品質管理を徹底。
- 目視や金属検出器による異物チェックなど徹底した衛生管理。
- 工場稼働中は調理器具の洗浄を用い、夜間無人時にはオゾン工アー(気体)を工場内に一定時間充満させ、浮遊菌を殺菌するとともに、壁・天井・什器裏側など手が届きにくい場所まで強力に殺菌脱臭。
ここまで、見てみると特に商品の品質にはこだわっている会社だと分かります。
そういった点が多くの施設や病院で採用されている理由でもあるんですね。
お勧めする人、しない人
メディカルフードサービスは医療の食事であっても味や見た目、品質、安全性に特にこだわっている会社である事が分かりました。
それを踏まえて、お勧めする人、しない人についてまとめてみました
お勧めする人
- 少し高くても味や風味、見た目を重視する人
- 色々なメニューがあった方がいい人
- 品質の安全性を重視する人
- 管理栄養士への無料相談サービスを利用したい人
お勧めしない人
- 質よりも価格重視の人
- 薄味だったり量が少ないのは嫌な人
- 好きなメニューだけを選びたい人
まとめ
メディカルフードサービスの松島社長は、楽しく美味しく安全な食事を提供することで、病気が早く回復して欲しい、食事を詰まらせる様な事故は無くなって欲しい、という強い思いから創業され、多くの人に利用されるようになったんですね。
食べる喜びを介護食の世界にも提供したい、という理想を掲げている会社の理念にはとても共感しましたし、メディカルフードサービスを応援したい気持ちになりました。
ただ、そうは言っても人によって重視する項目は違うと思います。
かむ力が弱くなったので普通の食事は食べられないけど、だからと言ってやわらかければ何でも良い訳じゃない!