介護食を検索すると、一度は目にする「やわらか食」と「ソフト食」。
一見すると、「どちらも柔らかいんでしょ?同じじゃないの?」と思いますよね。
結論から言うと、「やわらか食」と「ソフト食」は違うものです。
この記事は、そんな2つの介護食について僕が調べたことをまとめました。
なお、今回はメディカルフードサービスの商品を参考に比較していきます。
気になった方はメディカルフードサービス公式HPものぞいてみてくださいね。
目次
比較の前に
僕がリサーチする過程で、「ソフト食」という言葉は広義と狭義で使い分けられているなと感じたので、そこに一旦触れておきます。
広義=介護食における柔らかい食事全般
介護食は、今回取り上げる「やわらか食」「ソフト食」以外にも、嚥下機能が低下してきた方用の柔らかい食事がいくつかあります。
それらを総称して「ソフト食」と使われる場合があります。
狭義=広義の「ソフト食」の中の一種類
あえて言葉にすると、
- 「ソフト食」の中の「ソフト食(ムース食)」
- 「ソフト食」の中の「やわらか食」
というようなイメージです。ややこしくてすみません笑
もっと分かりやすく例えると、
- 「スポーツ」の中の「野球」
- 「スポーツ」の中の「サッカー」
という感じでしょうか。伝わりますか?伝わりましたよね?笑
この記事で紹介する「ソフト食」は、ムース食とも言われる狭義の方になります。
ごっちゃになると混乱するかと思いましたので、定義させてもらいました。
意味合いをはっきりさせたところで、比較に移りましょう!
比較ポイント① 見た目
文字での説明よりは、目で見るほうが一番分かりやすいので、下記の画像をご覧ください。
やわらか食
ソフト食(ムース食)
一目瞭然ですね!念のため補足です。
やわらか食の見た目は普通の食事と大差なく、一見すると柔らかそうには見えません。
逆にソフト食は一度ミキサー等で食材を細かくしたものを成型しているのが分かります。
比較ポイント② どんな人向けか
先ほど画像で紹介した商品の概要を読んでみると、両方とも飲み込みや噛む機能が低下した方向けの商品であることは同じようです。
しかし、食材の柔らかさに若干の違いがあります。
やわらか食:歯茎でつぶせる柔らかさ
ソフト食:舌でつぶせる柔らかさ
どちらも相当柔らかいことはイメージできますが、ソフト食のほうがより柔らかく仕上げられているため、より飲み込み・噛む力の弱い人向けに作られているようです。
ちなみに、やわらか食の柔らかさがどんなものなのか紹介されている動画があったので、イメージしにくいと思った方はご参考にどうぞ!
比較ポイント③ 値段
メディカルフードサービスでは多様な介護食・制限色を提供しています。
その内、やわらか食にあたるのは「MFSやわらか食」、ソフト食にあたるのは「MFSムース食」です。値段は下記の通り。
MFSやわらか食:4,940円(6食お試しセット)
MFSソフト食:4,341円(6食お試しセット)
それほど大きな差はありませんが、やわらか食のほうが少し高い値段設定になっています。
食材の見た目を維持しながら柔らかく調理するため、少しコストがかかっているのかもしれませんね。
まとめ
2つの違いをまとめると下記の表の通りです。
やわらか食 | ソフト食 | |
見た目 | 普通の食事とほぼ同じ | 成型している |
どんな人向けか | 飲み込み・嚙む力の弱い人 | 飲み込み・嚙む力の特に弱い人 |
値段 | 少し高め | やわらか食に比べると安い |
同じような名前でも、中身は意外と違うことがお分かり頂けたでしょうか?
柔らかい系の介護食を検討されている方の助けになれば幸いです。
また、今回の記事内で紹介したメディカルフードサービスのやわらか食については、こちらで詳しく紹介しています。ご参考までに。
「味はどうなんだ?」と思った方向けに実食レポートもあります!こちらへどうぞ!
メディカルフードサービス以外の介護食メーカーも検討したいという方は、こちらをご参考に。
\メディカルフードサービス公式はこちら/
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