新型コロナウイルスがまん延し、幅広い世帯に次亜塩素酸という言葉が認知されましたね。この次亜塩素酸水は濃度を変えて使うことで効果に違いが出るとされています。
ここでは、その計算方法と例をご紹介していこうと思います。
濃度の計算方法を教えてほしい


ppmはいったい何?
使用にあたっては用途に応じて購入した次亜塩素水を水道水で薄めて作りますよね。
何ppmが何に効くの?


次亜塩素水ならなんでもいいってわけではないのね!
どれくらいの濃度が何に効くのか教えて。
日常的に、手洗いや除菌スプレーにしたいなら50ppm
野菜の殺菌や食器のつけ置きをしたいなら100ppm
調理器具の殺菌をしたいなら200ppm
ノロウイルスなどの強いウイルスには400ppm
嘔吐物やふん便などには1000ppm
とされています。
計算方法式は?
使用にあたっては用途に応じて購入した次亜塩素酸水を水道水で薄めます。
計算式は、使う現役の量=作りたい量÷(原液の濃度÷作りたい濃度)となります。
500mlのスプレーボトルに濃度200ppmの次亜塩素酸水を使って、50ppmの室内除菌用のスプレーを作りたいとしたら、
計算式は、
500ml ÷(200ppm÷50ppm) =125ml
作りたい量÷(原液の濃度÷作りたい濃度)=使う原液の量
となります。


つまり、500mlのスプレーボトルに濃度200ppmの次亜塩素酸水を125ml入れた後水道水を満タンになるまで入れれば完成ということだね!
500mlのスプレーボトルに濃度500ppmの次亜塩素酸水を使って、50ppmの室内消臭除菌用のスプレーを作りたいとしたら、
500ml ÷(500ppm÷50ppm) =50ml
作りたい量÷(原液の濃度÷作りたい濃度)=使う原液の量
となります。


つまり、500mlのスプレーボトルに濃度500ppmの次亜塩素酸水を50ml入れた後に水道水を満タンになるまで入れれば完成ということね!
インフルエンザウィルス予防のために加湿器1リットルタンクに濃度500ppmの次亜塩素酸水を使って、50ppmの次亜塩素酸水を作りたいとしたら、
1000ml ÷(500ppm÷50ppm) =100ml
作りたい量÷(原液の濃度÷作りたい濃度)=使う原液の量
となります。


つまり、加湿器1リットルタンクに濃度500ppmの次亜塩素酸水を100ml入れた後に水道水を満タンになるまで入れれば完成ということだね。
まとめ


世の中に幅広く知られるようになった次亜塩素水。
様々な使い道があることがわかりましたね。濃度の計算方法を知っていれば、自分の用途に合わせて作って、消毒や除菌をしていきましょう!
次亜塩素水の濃度は「ppm」と示してきましたが、
1ppm=1mg=1ml=0.0001%
という意味になります。