【次亜塩素酸水の使い方】ノロウイルスの予防、かかってしまった後の対策にも次亜塩素酸水
いわゆるノロウィルスは、毎年秋から冬にかけて流行する感染性胃腸炎は吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛などを症状とする感染症で、原因となる病原体には、ノロウイルス(Noro virus)、ロタウイルス(Rota virus)などのウイルスのほか、細菌や寄生虫もあります。
その中でも特に症例の多いノロウイルスについて、次亜塩素酸水を使った予防や対策についてご説明をさせて頂きます。
ノロウイルスが流行する時期
厚生労働省の「ノロウイルスに関するQ&A」にもある通り、一年を通して発生はみられますが11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12~翌年1月が発生のピークになる傾向があります。
この時期にいかに予防しノロウイルスにかからないようにするか、また家族の誰かがノロウイルスにかかってしまったときに、いかに他の家族にうつらないように対策をするかが重要になります。
次亜塩素酸水でノロウイルス予防
次亜塩素酸水を使ったノロウイルス予防は基本的にはインフルエンザウイルスのときと同じですが、ノロウイルスの感染経路は以下の3つで、ノロウィルスの感染経路を意識した予防が必要です。
- 感染者の唾液などの飛沫による感染
- 病原体が付着した手で口に触れることによる接触感染
- 汚染された食品を食べることによる経口感染
また、ノロウイルスの殺菌ではインフルエンザウイルスによく用いられるアルコール殺菌が効きませんので、次亜塩素酸水の効果がより期待されます。
■まな板などの食品を扱う調理器具に次亜塩素酸水
- 濃度200ppm以上
- 薄めた次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れ、まな板などの食品を扱う調理器具にスプレー
■室内の除菌に次亜塩素酸水
- 濃度50ppm
- 加湿器に入れて薄めた次亜塩素酸水を噴霧
■手の除菌に次亜塩素酸水
- 濃度50ppm
- 薄めた次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れ、手にスプレー
■うがいに次亜塩素酸水
- 濃度50ppm
- コップに次亜塩素酸水を薄めてうがい
■マスクの除菌に次亜塩素酸水
- 濃度50ppm
- 薄めた次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れ、マスクにスプレー
ノロウイルスにかかってしまった後も次亜塩素酸水で対策
ノロウイルスに感染してしまった後に、ご家族に感染を広げないためには、予防策と同じ対応を継続するとともに、おう吐物や排泄物の処理に注意を払うことがポイントです。
■おう吐物や排泄物を処理した後、汚染した場所の除菌
- 濃度200ppm以上
- 次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れ、汚染した場所にスプレー
■感染者が触れた箇所の除菌
- 濃度200ppm以上
- 次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れ、汚染した場所にスプレー
おう吐物や排泄物は想像以上に飛沫します。その飛沫したおう吐物や排泄物が乾いた後にノロウイルスが空気中に飛散し二次感染するといったこともあり、念入りな処理が必要です。
おう吐物や排泄物処理の具体的な方法については東京都感染症情報センターのリーフレットがとてもわかりやすく参考になります。
※リーフレットでは次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなどの漂白剤)が推奨されていますが、次亜塩素酸水でも同様の効果があるとともに、当ブログではより安全性の高い次亜塩素酸水のご利用をおすすめしています。
※次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いについては「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムとの違い」で詳しくご説明します。
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