汚れの性質を理解する
汚れ落としの本質は「汚れの性質を中和させる」ことにあります。汚れの性質を理解して、それに応じた素材を使うことで快適に掃除をすることができます。
アルカリ性の重曹は、酸性の汚れを中和し、水に溶けやすくしたり、臭いを消したりします。
- 油汚れ
- 鍋の焦げ付き
- 排水溝の汚れ
- おう吐物
- 汗の臭い
- 生ごみの臭い
- 衣服の皮脂汚れ
- 衣服の油ジミ
酸性の酢やクエン酸は、アルカリ性の汚れを中和し、水に溶けやすくしたり、臭いを消したりします。
- キッチンや浴槽の水あか
- トイレの汚れ
- タバコのヤニ
- まな板のにおい
- トイレのアンモニア臭
- タバコのにおい
- 洗濯層の石けんカス
- 衣服の生乾きの臭い
重曹と合わせて使うと大活躍の酢・クエン酸
重曹と合わせて酢・クエン酸を使うと、家中の汚れや臭いを自然素材で快適にお掃除できます。
酢・クエン酸の種類
①酢
掃除に適しているのは穀物酢や米酢(調味酢は使えません)です。スーパーなどで気軽に買える酢ですが、昔から食品の腐敗防止や殺菌・防菌に使われてきました。
②クエン酸
レモンや梅干しなど酸っぱい食品に多く含まれるクエン酸ですが、酢と同じような働きをします。刺激臭がないため酢よりも気軽に使え、粉末状で販売されているので保存の効く便利なアイテムです。
重曹と同様に純度と品質の違いで食用と農工業用に分かれ、食用には「食品添加物」の表示があります。
酢・クエン酸の作用
酢とクエン酸は多少の違いがありつつも、アルカリ性の汚れを落としたり、消臭をしたりする作用が共通しています。
酢・クエン酸の2つの使い方
①そのまま使う
②酢水・クエン酸水(水と混ぜて使う)
・クエン酸水
水200mlに対して、クエン酸の粉末を小さじ1/2の割合で混ぜてスプレーボトルに入れて使う
・酢水
水2-3に対して、酢を1の割合で混ぜてスプレーボトルに入れて使う
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